最後の、行ってらっしゃい。

昨日の朝は、

かなり、早起きして

9時には、来る引っ越しの車を待つ。

荷作りも、ラストの慌ただしさで

黙と、その時間が

来るまで、作業をする。

これは、持って行きますか?

食べる物は、これは、保存が効きますから、持って行った方が、良いですよ?

靴や、鍵を、忘れずに

お茶碗は?

などと、急かされる時間の中で、

1つ1つ、確認をしながら、積めて行く。

心も、身体も

既に、限界を越えている自分を

知りながら、

やっと来た

引っ越しの、業者さんにも、

明るく、振る舞う自分達が居て

まさか、これが最後の

行ってらっしゃい

そして、

さようなら。

に、何か、まるで成らないかの

様にさえ、感じる。

全てを、積め終え、トラックが

出て行くのを、

深と、頭をさげ、運転手さんにも

くれぐれも、気をつけてお願いします。

と、声をかけ、

本当の最後の行ってらっしゃい

を、出来る限りの笑顔で、

手を出来る限り、大きく振って、

トラックが、見えなく成るまで

見送った。。。

こらが、本当に、最後の挨拶。

そのあとに来る、

恐怖の、激痛との、闘う気力も

体力も無くて、

ただ、ただ、一人、ポカーンと

空いた部屋で、痛みに、身を任せ

もがき苦しみながら、

ベッドに、横たわる。

同じ、時間のはずなのに。

目も、尚更見えず、

痛みは、骨をも、砕き、

頭は、思考回路が、止まったまま。

いつ、

消えるとも、解らない、痛みと

時間を、共にしている。

そんな、1日だった。