怪談日記(7/27)

魔道である。

人の冷たさよりも私の血が冷たい。

欲しくもない温もりを寂しさのように思うのか。

【ろぼっと】

Sさんの話。

昔のこと。

夏に1人で家にいた時のこと。

漫画でも借りようと弟の部屋に入った。

どれがいいかな、と弟のベッドに腰掛けて二、三冊試し読みをする。

カサッと音がして顔を上げた。

壁際に置いてあった弟が工作で作ったボール紙のロボットが二、三歩ほど歩いた。

膝程度の高さである。

何だか気味が悪くなってそのまま出た。

弟が帰った後大騒ぎになった。

工作のロボットがへやでばらばらになっているという。

漫画を借りに部屋に入ったことでSさんが犯人だと散々責められた。

動いた話などすれば、ますます嘘を言っているようになるのでそれは黙っていた。

弟には大人になってから話そうと思っていたのだが、まだ話していない。

以上、本日の怪談でした。

うーむ。

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